PACIFIC DRIVE-IN

PROJECTSNo.2

PACIFIC DRIVE-IN

ハワイに学んだ新しい湘南スタイル
PACIFIC DRIVE-IN

01_Concept

SHONAN meets HAWAII

相模湾をなぞるように海沿いを走る、国道134号線。この道路沿いに生まれたドライブインカフェが「Pacific DRIVE-IN」です。湘南は、四方を海と山に囲まれた古くからの避暑地。その中でも七里ヶ浜は富士山や江ノ島を望み、湘南有数のサーフスポットでもあります。134 台もの車が止められる場所に立つ建物との出会いに、私たちは奇跡を感じるほどでした。朝早くからアクティブでヘルシーな暮らしをおくる湘南のライフスタイルは、豊かな自然とともに朝から食や遊びを楽しむハワイの人々の暮らしと重なりました。もしここにハワイの人々が送るようなライフスタイルをつくれたら。私たちはハワイに向かい、ハワイのローカルの人々が集うドライブインで感じた心地よいライフスタイルを、生み出すことにしたのです。

02_Local

湘南らしいローカルの魅力

「Pacific DRIVE-IN」が店づくりで参照したのはヴィンテージスタイルの古き良きハワイ。木の家具やレトロで落ち着くグラフィックがこの土地に馴染むと考えました。もちろん湘南のカルチャーから生まれるものが必要です。そこで湘南のクリエイターにも参加を依頼しました。内装は野村訓市さん。ロゴのSANKOFA さんをはじめ、さまざまなアイテムに使うイラストはface さん、店内に掛ける写真は志津野雷さん、壁のサインペイントは丸倫徳さんにお願いしました。「SUN SEA SAND」をテーマにつくられたカラフルなアートは古武家賢太郎さんによるものです。そしてテラスの家具は中村豪さんに依頼。この風景をよく知る彼らの作品は以前からここにあったかのような懐かしさがあります。

03_Merchandise

世界観を伝えるグッズの数々

いつでも「Pacific DRIVE-IN」の世界観を楽しんでもらいたい。そんな思いから開発したオリジナルアイテムは、土産品を超えた日常使いのアイテムたち。「Pacific DRIVE-IN」の人気メニューであるバターミルクパンケーキをご自宅でも楽しんでいただけるパンケーキミックスはパッケージにもこだわり、海外のスーパーマーケットに並んでいそうなデザインに。スタッフがユニフォームとして着用する「プレッピービーチ」をテーマにBEAMS に依頼したT シャツや、海辺の散策に欠かせない自慢のコーヒーのためのテイクアウト用ペーパーカップ、店内用の食器や耐熱性ミルクガラスのマグ、コースター、ペーパーナプキンに至るまで思わず撮影したくなるアイテムを揃えています。

04_Food

食欲をそそるハワイアンフード

フードメニューのコンセプトはハワイのドライブインで食べたあの味。ハワイの人々を虜にするハワイアンプレートランチは一枚の皿に一食分の食事を盛り付けたカジュアルなもので、テイクアウト用のランチボックスはまるで日本のお弁当そのもの。「Pacific DRIVE-IN」はボリュームたっぷりなこのプレートランチを中心に、自家製パンを使ったサンドイッチやパンケーキなどでメニューを構成します。一番人気は見た目から食欲をそそる、大ぶりな海老を使ったオアフ島カフクの名物「ガーリックシュリンプ プレート」。ほんのり燻製の香りがするハワイ伝統の「カルアピッグ& キャベッジ」や、辻堂の人気ロースター「27 コーヒー ロースターズ」の豆を使う珈琲など、ハワイと湘南が融合した食を楽しむことができます。

05_Shop

湘南に届いたナカムラさんの味

いつも夕方には完売するクリームチーズスコーン。これは、ホノルルの名店「ダイヤモンドヘッドマーケット&グリル」で日本人初のペイストリーシェフであったジュン・ナカムラさんによるハワイの味。「Pacific DRIVE-IN」には、ナカムラさんが京都で営む「NAKAMURA GENERAL STORE」のショップインショップがあります。その味を保つため、いまも月に一度はナカムラさんが味をチェック。そして2017年、同じ七里ヶ浜に京都のショップとほぼ同じメニューが揃うベーカリー「Pacific BAKERY」をオープンさせました。